2012年11月30日金曜日

10月15日(14日目):デンマーク・コペンハーゲン3日目:ストロイエ


さてさて、日が経ちました。

14日目のこの日は一緒にコペンハーゲンに来た友人が帰る日。
1人は日本へ、1人はバルセロナへ。

最終日、やっぱり雨。。。


コペンハーゲン、この時期はずっと曇り空。

ただでさえ寒いのに、雨が降ると、気持ちがどんより。


気を取り直して、この日何やるかの検討。

一日乗り放題観光バスツアーでもいいねーと話をしていたけれど、
まずはお買いもの!と
世界ではじめに始まった歩行者天国の通り、ストロイエへ。


この通り、北欧ならではのお店がたくさん並んでいる。

イルムスとか、ロイヤルコペンハーゲンとか。


イルムスは建物自体もとても大きくて、北欧インテリアのデパートという印象。
まあ、日本でもインテリアショップ巡りをよくするので、
雑貨も家具も含め見たことある商品が多かったかな。
有名どころが集まっている感じ。


最後に入った(入ったときは最後のつもりじゃなかったんだけど)
ロイヤルコペンハーゲンで、絵付け体験をやっているのを発見。

自由にいつからでも参加できて、ロイヤルコペンハーゲンの絵柄が
あらかじめ鉛筆で下書きされたお皿にブルーで絵付けをしていく。

これが、女子3人、激ハマり。

このもくもくと描いていく作業が楽しい楽しい。

どうせ、外は雨だし。

先生の筆使いは早くてきれいでびっくりしながらも、
なんとか仕上げた。

時間制限とかもないので、ギリギリの時間まで、
下書きされた絵柄を描いた後も、裏に名前を入れたり、
ロイヤルコペンハーゲンの別の柄を写真見ながら模写したり。


久々に熱中した楽しい体験でした。

この本の表紙の柄を描きました。


お皿は焼き付けしたのち、3週間くらいで送付されるとのこと。

今日現在、5週間ほど経っており、友人のところに届いたそうです。

見るのが楽しみ!!


ホントにギリギリまでここで粘り、
空港までタクシーで向かう友人を1人見送りました。

残された友人とは夕方までコペンハーゲンの街並みを見ながら散策。

このころ、ようやく晴れてきました!

帰ってしまった友人にこの景色が見せられなくて残念>_<



どの建物も隣り合う建物とは違う色にしているのが不思議。
カラフルで、曇りの日でも明るい気分になりました。


ここは中心街にある公園。



この公園、木が無造作に生えているのに、なぜかキレイ。
良く見ると、全ての木の下のライン(木の葉の部分)が揃っているのです。
なので、どこからでも、遠く先まで見渡せて、開放感がある。


木の剪定の方法として、こんな方法もあるのか、と思いました。


夜は友人を見送りに、カストラップ空港へ。
空港で友人が余ったデンマーククローネでビールをおごってくれ、最後の乾杯を。

なんか名古屋の友達とコペンハーゲンでさよならしている光景が不思議な感覚。


そして、この旅ではじめての1人の夜が来たのでした。



2012年11月13日火曜日

10月14日(13日目):デンマーク・コペンハーゲン2日目2:SASヤコブセンオリジナルルーム、チボリ公園

美術館から一度ホテルに戻る。
雨足がいっそう強くなる。

ホテルでヤコブセンのオリジナルルームを見せてもらうよう交渉。
宿泊客がいたりすると見せてもらえないので、運もある。
私たちも一日前は断られていた。


こちらが、ヤコブセンスイートのお部屋。



ドロップチェア、これ欲しいなーって前から思ってたんだけど、
販売されてないんだよね。



お部屋のあとは、最上階のレストラン(メンバー専用?)にも連れて行ってもらった。
本当はコペンハーゲンの街並みが一望できる絶景スポットなんだろうけど、
この日は雨、、、、。曇り空が悲しい。


夜は、ホテル目の前のチボリ公園へ。



雨だったけど、イルミネーションきれいで、愉快な時間を過ごした。
ちなみに、チボリ公園、この時期やってたりやってなかったりするみたいで、
今年はたまたまやってたみたい。
ハロウィンのイベントやってるのに、10月28日までの開催(ハロウィンは30日?)って、、、。
やる気あるのかないのか。

食事もチボリ公園内のレストランへ。
ここで、レッドブルのパラシュートで落ちてくるやつの話を店員から聞く。
「夢中になっちゃって、食事持ってくるの遅くなっちゃった。てへ」
とのこと。
よく分からなくて、事故でもあったかと思った。
あとからホテルで見て、概要を知る。
で、この日も酔っぱらってすぐ就寝。。。


コペンハーゲンの旅を控えて、この号のフィガロを読みました。
コペンハーゲンって意外と本がないのです。



2012年11月9日金曜日

10月14日(13日目):デンマーク・コペンハーゲン2日目1:オードロップゴー美術館


この日は私の見たいところに付き合ってくれるというので、朝から電車に乗ること20分、
「オードロップゴー美術館」へ

クランペンボー(Klampenborg)駅が最寄。
ここからバスに乗るんだけど、時間があったので、バス停の横にあった気になる小道へ。

鮮やかな緑と落ち葉のコントラストが美しい。

ここを登っていくと、、、、


ん?鹿??

ここは、コペンハーゲンの鹿公園。広大な森。

元に戻り、バスに乗り、美術館へ。
雨がひどくなってきた、、、。


オードロップゴー美術館は1918年に建てられた洋館に昔の保険会社の社長が集めた絵画があり、
その横に2005年にザハハディドが増築したという美術館。
この日はベルト・モリゾの展覧会をやっていた。
モリゾの絵をじっくり見たのは初めて。
「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」のマネの絵のモデルのモリゾ。
マネの下で絵を描いていて、二人の仲が噂されたけれど、結局マネの弟と結婚したんだとか。
自分の子供をモデルにした優しい絵がたくさん。


それから、この間高山で見てきたフィンユール邸の本物があるので、見たくて来た。
これがそのフィンユール邸。


正直、高山で再現されたフィンユール邸の方が面白かった。
というのも、これは、本物なので、中で写真も撮っちゃいけないし、家具にも触れられない。
せっかく住宅というサイズで生活を体験できるのに、残念。


美術館の本館と増築された部分をつなぐこの空間がとても居心地がよかった。
奥にいかにも洋館という雰囲気の内部がちら見できるのも面白い。



ザハの作った増築部分。
友人が私の結婚式の会場と似てる!と言っていた。
私の結婚式の会場はこちら。(MVRDV)

確かに森の中、両面ガラス。やりたかったことは似てるのかも。


フィンユールのソファでランチ。


そんなお昼時間を過ごしました。

バスで戻る時に見たこの町の住宅は豪邸ばかり。
このエリアは高級住宅街なのかな。
森があって、ビーチがあって、鹿がいて(?) 素敵な美術館。
ああ、ここに住みたい。。。。

2012年11月7日水曜日

10月13日(12日目):デンマーク、コペンハーゲン:ラディソンブルーロイヤル

12日目の今日はバルセロナからひとっとび、デンマークのコペンハーゲンへ。

美しい空港として有名なカストラップ空港。




実は今回の旅のきっかけとなったのはこの都市なのです。

福祉が充実している国と言われる幸せな国デンマーク。
年金制度だけでなく、大学まで教育費は無料だったり、
失業保険が3年出るとか。

賛否両論あると思うけれど、気になるのは確実。

私の興味は制度もそうだけれど、日本のデザインを取り入れてきたデザイナーのことや
庭を愛し、休日を過ごす小屋付きの庭(コロニヘーブ)のことも
気になっているところだった。


そんな訳で少し長めの5泊することに。


まずはじめの2泊は高校友人2人と。
コペンハーゲン中央駅から歩いて3分ほどのところにある
スカンジナビアン航空(SAS)のホテル「ラディソンブルーロイヤル」に宿泊。

ヤコブセンが内装を手掛けたとして有名なホテル。

中央駅は古い駅舎にぶら下がる現代的なシャンデリアのデザインが気に入って何枚も写真を撮った。



この日は雨。
明らかにバルセロナから比べて寒いのに、雨で余計テンションダウン。
でも、町歩きをして、夜は食事に。
事前にFigaroに載っていたところに予約。
個性派のレストラン「GEIST

食材の使い方が斬新で、楽しく時間を過ごしました。





10月12日(11日目):バルセロナ:サグラダファミリア、グエル公園、友人宅

この日は一日バルセロナを満喫。
バルセロナには2回目で、以前は学生の時。

大学が主催する建築ツアーで半月スペインをバスや電車で回った。
だいたいのスペインの名所には行ったんじゃないかなー。
とても濃い半月だった記憶。


今回はまずはじめにサグラダファミリアへ。
全員で撮影。
こんなに友達が集まるなんて、奇跡!


すごい長蛇の列。昔はこんなんじゃなかったな。
今は事前予約制度があるみたいで。
スカイツリーみたいな時間形式。
私たちは予約していなかったので、待って中に入るのは諦め、外から鑑賞した。

そこからバルセロネータというヌードビーチとしても日本のテレビで紹介された
ビーチ沿いにある「ESCRIBA」に。

ここのレストランは日本のテレビ番組「アナザースカイ」で高城剛さんに紹介されていたそう。
私は見てないけど。
パエリア3種食べ、そのほか美味しい料理を食べて、大満足。
何より、ここバルセロナで高校友人をはじめ大好きな人たちが8人も集まった、
その事がすごく奇跡で幸せなことだなーと感じました。


食事後はグエル公園へ。

これまた、名古屋出身の友人が集まると、グエル公園も名古屋の公園のように不思議と見えてくる。
グエル公園では、露天商が1ユーロでお土産グッズを売っていたので、
買いたかったけれど、公式ショップを見ている間に警察に見つかり、いなくなってしまった。
残念。

夕方になったので、バルセロナに住む友人宅へみんなで向かいます。

山の中腹にある友人のマンションは最上階で半端なく広いバルコニーとバルセロナの町の夜景が見渡せる、なんとも素敵なところでした。



夫婦で料理を作ってもてなしてくれ、深夜まで踊り騒ぎ、心地よい時間を過ごしました。

帰宅後は私また仕事(笑)
酔っぱらいながらも、カチカチがんばりました。


2012年10月25日木曜日

10月11日(10日目):アンドラ→バルセロナ

アンドラのホテルはとてもキレイで快適だった。
私たちもエキストラで寝たけど、問題なし。

ホテルのスタッフも親切だった。

ここでの事件と言えば、
朝早くに電話が入り、電話を取った友人が「ポリース?」と言ってる。
け、、警察ですか!?と焦ったら、
どうやらホテル前に停めていた車が駐禁とられそうになったらしい。

が、ホテルのスタッフのおかげで助かった。

その後、アンドラで買い物。

アンドラ公国はスペインとフランスの間にあり、関税をとらないことで、
外貨を稼いでいるらしい。

買い物はすべて免税。

ということで、町はブランド物や電化製品のお店であふれている。
こんな山(ピレネー山脈)の間に店があるって、なんか少し不気味。

車上荒らしされた友人たちは荷物を入れるカバンとかサングラスを、
私は前日に折れた三脚とメモリカード32GB(合わせて2000円程度)を買った。

メモリーカードは安く買えたようで良かった。


買い物後、街角にあった海鮮のお店へ。
また車上荒らしが怖いので、お店から見える道路に路駐。

ピレネー山脈で海鮮!?と半信半疑で入った私たち。
メニューもどれもこれもパッとしないし、定食屋っぽい雰囲気。
大して(というか、一切)期待せず、注文してみたところ、、、、

これが、激うま!!!!
フワフワのイカ、ぷりっぷりのエビ。
味付けの絶妙さ。

やられました~やられましたよ。
これには。

4人で舌鼓を打っていたところ、車の運転手である友人が窓の外を見て「うわぁ~!!!!」と大声。
えええ、、、何、何!?
と外を見ると、ポリーーーーーース登場。
駐禁。

それを見た、店主、走る。

走って、ポリスと交渉。
スペイン語(フランス語!?)どちらか分からないけど、交渉してくれている。

まもなく、友人が戻ってきて、店主のおかげで助かったとのこと。

みなさん、アンドラ公国は路駐に厳しい国のようです。
フランスと同じノリで行くと、やられます。

お店の方々に感謝をありったけのスペイン語とフランス語で伝え、(ガイドブック参照)
料理のおいしさも伝え、店を去りました。


アンドラからバルセロナに行く道中はピレネー山脈に囲まれたいわばドライブコース。

途中にボルダリングのできる場所があってちょっと楽しみつつ、
絶景を何度も写真に収めた。
ピレネー山脈でピレネー山脈風のボルダリングできる場所がある。
写真にいるのが、車上荒らしにあった、友人たち。


バルセロナに到着したのは夜8時。

ホテルの場所を何度か間違えつつ、到着。

ここで、もう一人の高校友人と合流。
全員で5人で泊まったホテルは、大きなマンションのようなコンドミニアム。

クィーンサイズのベッドの部屋、シングル2台の部屋、セミダブルの部屋、と3つの部屋があり、
シャワーも2箇所ある。
キッチンも広い。インテリアは面白い雰囲気だった。

私はようやくつながるネットを接続し、仕事。
みんなは、バルセロナに住む高校友人と一緒にスペイン料理を食べにいったようだ。




2012年10月22日月曜日

10月10日(9日目):アルル→カルカソンヌ→アンドラ

ユニテをチェックアウトぎりぎり(というか少しオーバー)で出た。
オーバーしたのは、私たちの洗濯物をコインランドリーで乾かしていたのだが、
その時間が意外と長く、ずっとお風呂に入っていない友人がそのあとでシャワーを浴びたせい。

で、またトラブル発生。
このコルビジェ設計のユニテ、ホテルにする際に新しいシャワー水栓を入れたんだろうけど、
排水が全くなっていない。
シャワーを浴びていると、壁にあたった水が落ちた後、バスタブを伝って洗面所スペースに流れ込んでしまう。
はじめにシャワーを浴びた友人が「洗面所が水浸しになった~>_<」と言っていたので、
私もかなり気を使って座って使ったのに、同じような惨事になった。
最後に使った友人にも伝えたのだけれど、
急いでいたのもあって、水浸しになってしまっていたらしい。

その後、別の友人が部屋のクローゼットにダウンジャケットを忘れたのを思い出し、
電話で聞いても明らかに探していない雰囲気なのに「ない」と言われ、
悔しいので戻っても、「ない、私を信用しろ」と言われ、
友人が「あなたの言っていることは信用できない」と切り返したところ、
逆切れでそのシャワー事件について、怒られた。
ダウンジャケットは結局なぜか別の場所で発見された。
(恐らく掃除の方が見つけた後、
私たちがまだいるものだと思い、受付近くに置いた模様)

シャワーについては、「日本人はこんなシャワーの使い方しかできないのか」と怒られ、
友人は怒り心頭だった。
確かに、あのシャワーはあり得ない。
今回いろんなホテルに泊まったが、あんな事件はここだけ。
日本人が、というより、あのシャワーの作りをなんとかすべきだと思う。
せっかくのコルビジェに泊まるといういい経験が変な思い出になってしまい残念。

気を取り直して、出発。
途中、アルルという町に寄る。
ここはゴッホが絵を描いた場所。
ゴッホの夜のカフェを見る。

絵のシーンにゴミ箱が置いてあったり、自転車が停めてあったりと残念な部分もあり。
でも、町自体はとても小さくてかわいい町だった。
ちいさなアンティークショップにも寄った。
帽子がかわいかったけれど、サイズが小さくて、無念。
やっぱ、こっちの人たち頭も小さいんだな。。。。

それにしても、車からみる景色が壮大で美しい。
道を仕切る糸杉は均等に植えられ、丁寧に育てられているのがよくわかる。

夕陽に染まる雲は紫色で幻想的。
こんな美しい空を見たのは初めてだった。

夜も更けたころ、世界遺産カルカソンヌに到着。
ライトアップされている。
城壁の中は街になっていて、名物料理を食べる。
「カスレ」という豆と肉を煮込んだ料理。
豆の量が多すぎてなかなか食べきれなかったけれど、
家庭の味、という感じであったかい気持ちになった。

ライトアップを利用して人文字とかやって楽しんだ。

新婚旅行はここだね!
とみんなで何度も言い合う。

夜も遅かったけれど、思う存分楽しんで、アンドラへ向かう。
もうこの頃、私たち乗客は夢の中。

運転、ありがとう。

10月9日(8日目):マルセイユ

マルセイユ行きの電車は3時間くらいで到着の予定が、
途中車両トラブルで止まり2時間遅れる。

この2時間遅れのお詫びに乗客に配られたのが、箱入りのジュース、コーヒー、クラッカー。

そして、電車がとまってもやはり陽気なフランス人。
到着間際でまた止まったときには、こらえきれず涙流しながら笑う笑う。
知らない人同士でも笑いあう。
笑いのツボが浅いのか?


マルセイユ領事館は駅からすごく離れているということで、
駅のすぐそばのホテル前で二人と待ち合わせをしたが、二人がこない。

心配になって、領事館に電話したところ、また脅される。
「絶対にマルセイユ駅の大きな階段を下りないでください!!!降りたら危険です!!!」
そんなにかなぁ、、、。昨日、マルセイユの町にいたんだけど、私。

30分くらいして、携帯に電話あり。
二人のうちの一人から。近くのインターネットカフェからだとのこと。
場所が分からなく、迷っているらしい。場所を伝える。

ホテルの入り口でうろうろしていると初老の日本人男性に声をかけられる。
フランスに詳しい方だった。
そんなにマルセイユ治安悪いってこともないですけどねぇ、と言ってくれ、安心。

と、ここで、友人一人が来た!!!
あーーーー!!もう!!!!心配したよーーー!!!
無事でほんと、ほんと良かったよーーーー!!!!

もうひとりの友人は車で待っているとのこと。
どうやら車は窓ガラス割られたが、保険に入っていたので、
すぐに新しい車に変えてもらえて、車だけはあるとのこと。
でも、その車がメルセデスだから、また狙われやすいらしい。

車で待つ友人に会うと、「とりあえず乗れ」と急かされる。
どうしたのかと聞くと、ついさっきも車上荒しに会いかけたらしくビクビクしていた。
しかも、私たちと間違えて車のロックを外しかけてたそう。

一気にマルセイユを見る目が変わってしまった。
そんなに怖いんだ。。。。

車で30分くらいで領事館到着。

無事パスポート発行してもらえた!旅が続けられる!!!

車があるので、車で一緒にアンドラ経由バルセロナへ行くことに。


領事館近くの海辺でちょっと走り回り、マルセイユに泊まる事にした私たち。
と、いうことは?2日前の狭い部屋だったあの「ユニテダビタシオン」にもう一度!
ダメもとで尋ねると、シービューの広い部屋が空いているとのこと!
やったーー!!!
ベッドもキングベッドにダブルサイズのエキストラ。

部屋にテンションあがった後は、少し暗くなりかけた屋上へ。
夜景が恐ろしくキレイで、昨日車で寝たという二人も元気が出てきた。


また、マルセイユの夜に繰り出し、ブイヤベースを。
が、ここで空きっ腹にビール、ワインと飲んだのが良くなかったらしく、
お腹いっぱい食べたあと、全て、、、(省略)、、、。

ま、満足して寝ました。

10月9日(8日目):ニース→マルセイユ

10時頃、二人から領事館より電話。

死んだような声をしている。けっこう落ち込んでいるよう。
そりゃそうか。

戸籍謄本やらいろいろ準備しないといけないみたいで。
どちらにしても、お金がないとパスポートも作れない。
お金を持ってすぐ向かうことを約束。

この日、私たち女子3人はそれぞれ別れる予定だったが、
大学友人Jが一緒についてきてくれることに。
心強い。

パスポートを作るのに二人で€200いるとのこと。
ユーロをあまり持っていなかったので、領事館に日本円じゃだめ?
と聞いたけど、駄目とのこと。(当たり前か)
で、マルセイユで両替していきますと言ったら、急に
「今ニースですか?マルセイユは危険なので、ニースで両替してください!」と強い口調で言われた。
え?そんなに危険なの?昨日までいたんだけどなーー。
そんなに言うなら、とニースで両替。

この時点で1ユーロ=100円だったんだけど、
4万円を両替したら336ユーロにしかならず。
1ユーロ=120円の計算。7千円近く損。
つくづく現金は損することを理解したよ。


ニース駅でMちゃんともお別れ。
短い間だったけど、ありがとう!!!
とっても楽しい旅でした。また東京で会おう!!

マルセイユ行きの電車では、心優しいドレッドヘアの青年が荷物を上げてくれたり、
席を隣どおしにしてくれたり、至れり尽くせりでした。

車上荒しとかで、人を信じられなくなってて、最初断ってごめんなさい。



10月9日(8日目):ニースにて

この日、本当は予定によると午前11:55ニース発の電車に乗ってスペインのビルバオに向かう夜行電車に乗る予定だった。

領事館がお金貸してくれて、彼らが旅を続けれるのならば、
私はいる意味がないので、その電車で行くけど、
そうでないなら、行って、なんとかしなければ、と思っていた。

朝8時半、ホテルではひとつ事件が起こっていた。
大学友人のJがトイレに入った後、隣のシャワーの排水溝あたりがゴボゴボと音を立てたので
見ると、なんと、う○こ(しかも他の部屋から)が出てきた!!!とのこと。

ぎぇーーー>_<

もう、勘弁してください!!!!!

ニースが嫌いになりそう。

ホテルを出て海辺までいく道にあったプレッチェルのようなパンを売る店でパンを買い海辺へ。

9時ぴったりに領事館に電話。
事情を話すと、どうやら二人は昨日領事館に電話していて、今領事館に向かっているよう。
領事館の人に「彼らはたぶん無一文だと思うんですが、宿の手配などはしてもらえるんでしょうか?」と聞くと
「領事館は旅行代理店じゃないですからね」とのこと。
冷たい対応に、やはりこれは出発できないな、と思う。
でも今私がニースにいる、と言ったとたん明るくなる領事。
二人が到着したら電話してもらうよう伝える。

領事館、思っていたより、頼れなさそうな雰囲気だ。

10月8日(7日目):ニースにて衝撃

充電が完了した私の携帯を見ると、
友人たちからたくさんのメッセージが寄せられていた。

さらに、Facebookのメッセージを見ると、
【緊急】車上荒しにあいました。
との表示。

実際の文



【緊急】車上荒らしにあい、一文無しになっています。今ニースにいて車はあります。電話はないのですが、今は借りているので早め連絡ください。ニースに●●(私)がきてたら合流したいです。送球にお願いします。



実はこの後11日にバルセロナで会う予定だった高校の友人のうち、
男性2名が前日にニースにいて、私たちとすれ違いでマルセイユ入りする予定だった。
ちょうど前日に電話してて、「近いから一緒にワイナリー行く~?」「やめとく~モナコ行く~」
みたいな会話をしたとこでした。

彼ら2人がニースで車上荒しに会い、しかもパスポート、財布、携帯など荷物はすべて持っていかれたとのこと。

どうやら現地に住む日本人にPCを借りてFacebookでヘルプを求め、
いろんな人が近くにいる私に連絡をとろうとしたが、
ちょうど充電が切れていて、連絡がつかなかったようだった。

これからご飯に出ようとしていた時のこと。
一気に食欲はなくなり、ニースという町が怖くなった。
しかもホテルが最悪だったので。

ニースでさまよっているのかもしれない二人を探せるかもとの思いもあり、
メトロでメイン通りを回り、結局怖くなって、近くの中華料理屋でテイクアウトしてホテルの部屋で食事。

美味しかったけど、あまり喉を通らなかった。

食事しながらも、PCで情報収集。
マルセイユに領事館があったが、今日は日本では体育の日ということで、
領事館も休みらしい。

領事館に行ければよいが、どうしているんだろう、と他の高校友人たちとメールのやりとり。

とりあえず、次の日9時に開く領事館に電話してみよう。

10月8日(7日目):マルセイユからニースへ

エクス・アン・プロヴァンスの町並みは沖縄のようだと思った。
(と言っても、私は八重山諸島しか行ったことがない)
赤い瓦屋根。
家と家の感覚。
なんだかノンビリした雰囲気。
陽射し。

フランスに入って、初めて気に入った町だった。

また来たいな。

そう思いながら、18時発ニース行きのバスに乗る。

バスに乗ったとき、すでに私の携帯の充電は切れていた。
その携帯を待つ人がいるとは知らずに。。。


ニースに到着したのは21:30。
メインの通りに近い海辺に到着した。
ジョギングをする人たちがたくさん。
ここは鎌倉みたいだなーと思いながら、綺麗な夜景に私たちもテンションが上がり、
海辺に三脚を立てて撮影!!

ニースでは現代アートのなにかをやっていたようで、
カラフルに光る人のオブジェがいたるところに。

メインの通りのトラムに乗ってホテルに。

実はニースのホテルは豪華にいきたいね、と話していたのだが、
だいたいどこも一人3万くらいするので、諦めて安宿に。
が、そのホテル、最悪だった!
まず第一に治安がよくない。
ホテルの中はラブホテルのようにハートをモチーフにした照明があって気持ち悪かった。

で、またエキストラベッドじゃんけんで、
私勝つ。4連勝?
弱いよーみんな。

そんなことしながら、充電完了した携帯を見る。
見た瞬間固まる。。。。

10月8日(7日目):エクス・アン・プロヴァンス「シャトー・ラ・コスト・ワイナリー」

この日はマルセイユからバスでエクス・アン・プロヴァンスまで行き、そこからタクシーでワイナリーへ。


ここのワイナリー、今回の旅をする際にたまたま何かで知ったのですが、
世界中の建築家が集まっているアートワイナリーなのです。

とはいっても、今はまだ安藤忠雄、フランク・O・ゲイリーだけですが、
それ以外にもアートの世界からは杉本博司などビッグな面々が集まっています。

しかも、建築見ながら、ワイン、って最高じゃない!!と女子3人はテンションUP!

行き方が分からなく、苦労しましたが、最終的にはプロヴァンスに詳しい方で
行かれた方がいらっしゃったので直接メールして教えていただくことができました。

本当に感謝!!!

着くとさっそく食事。
メニューは?と聞くと、「僕がメニューです」とイケメンウェイター。
リゾットとかもう最高だった!!!


もう一度行きたい。。。。

食事のあとは、ワイナリー畑に広がるアート作品を回ります。
が、この時すでに顔が赤くなるくらい飲んでいた私と大学友人Jはぐだぐだ。
作品の横の芝生で大の字に寝て気持ちいい昼のひと時でした。
Mちゃんごめんね。

正直、そんなんだったのでアート作品がどうだったかよく覚えていないです。

でも、途中にあった安藤忠雄の建物(作品?)はやはり印象的でした。

地図を良く見ると、読み込み中のようなマークが。
これなんだろう?とよく見ると、今後建設予定のものでした。

SANAAとかジャンヌーベルとか伊東豊雄とかビッグ建築家が
今後ホテル&スパを作るらしいです。

どんだけバブルだよ!

絶対また来よう!!!


以下URL
http://www.chateau-la-coste.com/accueil/?lang=fr


追記
こちらのページのPVが多かったので、行き方で迷われている方がいらっしゃるかと思い、、、

私たちはタクシーで「エクス・アン・プロヴァンス」から行きました。
3000円程度だったかと思います。(高かった覚えはない)
2012年10月の時点ではこの行き方しかないと思います。
かなり山奥までぐんぐん行きます。

ちなみに、帰りは近くのバス停(エクス・アン・プロヴァンス行き)まで
ワイナリーの無表情だけどきれいな女性が送ってくれました。
(歩くのは無理な距離です。タクシーを呼ぶのがよいかも。迎車料金高いかな)

帰りに受付近くのレストランのフルーツを見ていたら、物欲しげに見えたのか(悲しい、、、)
ブドウを一房いただきました。
そのブドウはこの畑で作られたワインに使うブドウだとか。

バス停でバスを待つ間3人でこのブドウを食べまくっていました。
種をバス停横の土の上に捨てたので、
数年後ブドウが育っていたら、ワイン用のブドウです笑。

10月7日(6日目)フェルミニ建築群→マルセイユ「ユニテダビタシオン」

朝、またタクシーでフェルミニへ。

もう一度朝の光の入る教会を見ておきたくて。

やっぱり朝見る光は違った。
上からの光も入り、丸や四角の光の影を作り出していた。

そしてスケッチ。スケッチしていて気づいた。
この外観の面白さを演出しているのは全部樋。
ここを雨が通るところを見てみたい!!!

場所によって、その樋の演出も違うようで。

それから、マルセイユへ。

コルビジェ建築の旅終了となる予定の「ユニテダビタシオン」
に到着。


おおお~ピロティ~!!!





だが、、、、ここでまた問題発生。
予約されておらず。
たしかにシービューの部屋とったのに。。。。(私、、、)
「どこか空いていないか」聞くと、一部屋だけ空いているが、
「すごく狭いよ、いい?」とのこと。
いい!見せて、とお願いすると、小さい笑!
ワンルームだな。これは。

でも、ベッドで二人寝れないこともない(セミダブルだった)
エキストラベッドもぎりぎり入る。
ということで、借りることにする。

でも、借りたエキストラベッドは構造がもう壊れていて、寝れる状態じゃなかった。
なので、ベッドマットレスだけもらって布団状態で使うことに。

さて、また恒例のエキストラベッドじゃんけん。
で、また私、勝利!!
今回ばかりはエキストラベッドが良いのか正直悩んだけど、
寝相の悪い私は迷惑かけるわけにはいかないので、エキストラベッドをとりました。


さっそく色々回ったあとユニテの屋上に上がる。
ここが、もう絶景!!!!



坂になった部分に寝転んでしばしノンビリ。

オリジナルルーム(たしか212?)を見たかったけれど、
開いていないそう。残念。

それからマルセイユの町に繰り出す。
マルセイユといれば、ブイヤベース。
でも、ブイヤベースの店で日本人がぼったくられるのはよくある話らしく、
3人で海老やカニが出たら、「NO!」って言おう!と心に誓い合い出発。

入ったお店は素朴でぼったくられることのない、
いいお店でした。セットメニューが外に書いてあったので安心。
一人€13くらい。

お腹いっぱい飲んで食べて大満足の夜でした。



10月6日(5日目):フェルミニ建築群

バスを降りると、Booking.comが指した地図の場所は坂道の途中。

5分くらいで着きそうな距離感に胸躍る。

しかし、そんなに甘くなかった。
地図の場所は一向に現れない。

坂道を登りきったところに「H」と見えるが、、、あれは、、、?
私たちのホテルじゃないよねーー。と笑っていたのはいつか。

そう、そこでした。

結局場所に悩みホテルに電話したりしながら判明。

坂道を爆音で通り過ぎる車。どうやら結婚式の帰りのようで、
テープをたくさんつけたヤンキーっぽいオープンカーがパラリラパラリラ鳴らしながら通り過ぎていきます。

それを横目にまた、ラトゥーレットの悪夢再び。

永遠続く坂道を
~20キロ担いで~
女子3人の苦悩はいつまで、、、。


ようやくの思いでホテルに到着。
私は足がもうプルプルしてました。

ホテルは今までで一番きれい!!浴槽もあるし。

ここで、またエキストラベッドの取り合いじゃんけん。
またしても私勝利!悪いねぇ。

そして、今度はタクシーでフェルミニの町へ。

フェルミニ建築群の見学のスタートは「青年文化センター」
でも、陽が沈む前に、と教会を先に。


中では次の日のイベントの準備で照明が入っていて、、、

お願い、、照明消して、、、、。

照明が消えるときれいに星座が浮かび上がる。



横の窓から入る光に窓の枠の色が反射して赤青黄緑の光が差し込む。

カラフルで不思議な建物。

次の日何時から?とか受付で聞いたら、コルビジェの紹介冊子をくれました。
ちゃんと商品として売っていたものっぽい。


そこからバスで帰り、またあの坂を登りホテルへ。
荷物がないとなんてことないんだけどね。

ホテルはステーキ屋もやっていて、そこで肉を堪能。
大したご飯を食べてこなかったので、大満喫。



10月6日(5日目):「ラトゥーレットの修道院」→フェルミニへ

朝ごはんは置いてあるパンやフレークを勝手に食べるビュッフェ形式。

パンがやはり美味しいんだな。フランス。


もう一度ラトゥーレットを味わう。
残念ながら礼拝堂は工事中。

何か楽譜を見ているようなリズミカルな窓はこの先もコルビジェ建築によく現れました。


チェックアウト。
帰りはほんとにすいすい。

駅までの道は牛がいたり、景色は最高なのです。

行きはもうキツすぎて、堪能できなかったので、
帰りは楽しみながら帰りました。

途中石畳が激しく、荷物を背負います。

スイッチバッグ(キャスターの付いてるバックパック)にして良かった。
普通の観光だったら要らないだろうけど、建築ってやっぱり田舎にあるから、
要ること多いよなーと実感。
フランスの電車は階段が多いし、そういう時に背負ってると楽だった。

フェルミニに移動。

到着間近、場所間違えてひとつ前で下車。
田舎なので、次は30分後。
お昼ということで、どこかでご飯をと探したけれど、見当たらず。
なんか、低所得者住宅みたいなエリアだった。
観光地でもないので、日本人が珍しいのかじろじろ見られる。

結局、スーパーみたいなところでトイレも借りつつ、パンとチーズを買って食べることに。
3人分で€2
なんと安い昼食か、、、。

そこからバスが出ていることが分かりバスに乗る。
一度間違えつつも、ホテルの近くで降車。

しかし、この後がまた大変だった。


10月5日(4日目):「ラトゥーレットの修道院」

向かう電車の中で同じく「ラトゥーレットの修道院」に向かう日本人夫婦を発見。
電車がなぜか止まってしまったが、こちらの人はみな陽気。
重さ制限なのか?
何人かが降りて、解決。

「ラブラセル」駅に到着。

そして、ここからが、この旅で一番きつかった道。

前もって言っておくと、私たち3人は「ラトゥーレットの修道院」に宿泊予定。
荷物は全て持参したまま。
私は20キロの荷物を持っている。

色んなブログを見ると、みなさん、ちゃんと荷物を預けてから来られたようで。
知り合った日本人夫婦の方もリヨンのホテルに預けてきたそうで。

ああ、ちゃんと計画すりゃよかった。


荷物を持っていなければ40分らしいです。
(女子だと、もうちょっとかかると思うけど)

荷物を持った私は1時間半かかりました。

正確には1時間くらいですが、途中、肩がイカレテ死にそうになったので、
適度に休憩入れました。
肩で血の巡りが止まって、指先がぴりぴりしはじめ、、、
そのまま修道院で修道女にでもなる気分だった。

この旅で私、強くなったと思う。

そして、到着してみたら、なんと私たちの予約を忘れていたそうで、
食事がないとな。
だから、受付のお姉さんが車でピザ買ってくるよーとのこと。

後で聞いたら、修道院の夜ご飯、けっこう豪勢だったらしいから、
もし泊まる方がいたら、絶対、朝にでも確認の電話入れた方がいいと思う。

買ってきたピザはなんと4枚(ちゃんとお金取られた€22)。女子3人なんだけど、、、。
そして、飲み物はサービスよ!とか言って、フルーツジュース。
完全に子供だと思われている日本人女子。(30代2人、20代1人)

そして、受付の横でイケメン彼氏とワイン飲んで、業務後の時間を過ごしてる模様。

ワインが、、、ワインが飲みたい、、、、。

と女子3人で喚いていると、宿泊棟にいた女性から「静かにしてください」と怒られる。
すいません。。。

この後、小声で話しているだけでも神父さんやここに住んでいる修道女の方に「シーーーッ」とやられる。

ここは、修道院。
廊下で話すのもNGなよう。

部屋は3人それぞれ別々。

その隣に先ほど電車で会った日本人夫婦の方がご宿泊。
話してみると、旦那さんは建築士、奥様は陶芸家。
新婚旅行でいらっしゃったとのこと。

素敵な夫婦にこの先の予定を話して、情報交換。


ピザは結局丸2枚残った状態でお手上げ。
冷える修道院で、ピザもすぐに冷めてしまったし。

シャワーはトイレについていて、ちょっと怖い雰囲気なので、3人で入ることに。(それぞれブースに)

夜も修道院をぐるりと回った。

修道院の宿泊は1人ずつの個室になっていて、修道女と同じような広さで過ごす。
モデュロールを使った狭いのになぜか居心地の良い部屋。







10月5日(4日目):もう一度「ロンシャンの礼拝堂」→「ラトゥーレットの修道院」

朝、早起きしてもう一度ロンシャンの礼拝堂へ。
直接出かけたいので、荷物を持って、タクシー。
たった€7くらいで、昨日、あんなにがんばったのにーって悔しくなるぐらい一瞬で到着した。

昨日はしとしと雨だったが、この日は快晴!!!

青空バックのロンシャンがひとしきり大きく見えた!

どーーーーん!!!!




ロンシャンの前の小山に座りスケッチ。

スケッチすると改めて分かることがたくさん。
屋根と壁のバランスとかとても難しかった。

外部の階段もかっこよかったので、スケッチ。


ロンシャンの周りのレンゾピアノの修道女住居も見た。
昨日、最後追い返された受付に戻ると、
昨日とは違う英語の上手な女性がいて、
この修道女住居は泊まることができるわよ、と教えてくれた。
丁寧にEメールアドレスまで教えてくれて。

しかも、宿泊料は決まっておらず、払いたいだけ、らしいです。

ビジターセンターに展示されているレンゾピアノの図面も説明してくれた。


そろそろ時間になったので、タクシーを呼び、ベルフォート駅まで。
ここで、注意!!!!
ベルフォート駅には普通の駅とTGVの駅があり、
場所が恐ろしく離れています。

私たちも普通の駅についてから、念のため、と思い
運転手にここで合ってる?と聞いたら、
彼がチケットを持って、駅構内に聞きに行ってくれ、、、

と、、、戻ってきたと思ったら、違う!!!とのこと。
ここで、出発まで15分前。

そこから、TGVの駅まで飛ばしてもらいました。
メーターのないタクシーで最初は普通の金額を言われたのですが、
結局合計€75ほどとられました。
しかし、到着したのが、TGVの出発4分前。
交渉する暇なく支払うことに。

そこからラトゥーレットまで向かいます。

10月4日(3日目):コルビジェ「ロンシャンの礼拝堂」

ロンシャンへの道のりは長い。

町からロンシャンのシルエットが見えた。
見えたけれど、そこは山の上。

あ、、、あそこまで行くんだ、と思ったのは私だけではないはず。

山道を登りはじめ、さっそく息が切れ、
小学校のときの遠足で疲れたときによくやった後ろ向き歩きをはじめる。

これが、意外と心地よく、3人でぺちゃくちゃ話しながら1時間近くかけて登った。

途中、車がびゅんびゅん通るもんだから、うらやましくて仕方なかった。


そして、、、目の前に現れたロンシャン。




息を呑むような美しさ。
壮大さ。

今まで見た建築物の中で圧倒的に心震わせる彫刻だった。

なんでこんなにキレイなのか、いろいろ考えた。

中に入る。

曇り空の日だったけれど、ステンドグラスの模様が浮き上がり
なんともいえない空間ができていた。




凛とする空気。

細部をじっくり見るより、まず始めにこの空気感を体全体で味わいたいと思った。


だいぶ長いこと3人で打ちのめされていて、
体は冷え切ってしまった。

受付に降りてきて、ココアを購入。
(自販機)
さて、この受付はレンゾピアノによって最近設計されたもの。



明るくて心地よい。
まったく主張しない建物なので、ロンシャンの雰囲気を壊すことなくビジターセンターとしての役割を担っていると思った。

もっとのんびりしていたかったところ、
急に受付のおばちゃんがフランス語でまくし立てる!
どうやら、もう時間だから帰れ!と言っているよう。

急いで、買いたかったロンシャンの絵本を買って帰る。
私たちが出た瞬間扉をガチャンと閉めた。

17:30
閉館は18:00と聞いていたけれど、17:30だったようで。

それにしてもすごい勢いだった。
日本じゃ考えられない。

帰りは下り坂。
すたこらさっさと下る。

が、町にでたものの、食べ物を置いている店は少ない。
やっていたとしても18:30からとか19:00からとか。

唯一開いていたケバブ屋に入り、ケバブサンドを食べ、
帰りにビールを買って、飲みながら帰る。

陽気で楽しい時間。


10月4日(3日目):ロンシャンへ

3日目の朝は早かった。
朝6時に起床、そのまま出発。
周りはまだ暗く、メトロまでの道のりが怖い。
メトロの入り口付近からはけっこう沢山の人が出てくる。
今から出勤かな?早い。

そこから、2回乗り換えてロンシャン駅まで出発。

途中で降りた駅で食事。

フランスは本当にパンが美味しい。

私のグローバルユーレイルパスも使うことができ始めた。

ただし、特急で指定席がいるものについては€20とられる模様。
やっぱり、買わなくてよかったかも。

友人たちは持っていないので、2等、私は2等の席がとれないので、1等に一人座る。

つく時間にアラームをセットして、あとは爆睡。

ああ、ゆったりゆったり。



ロンシャンに到着。

ロンシャン駅は無人駅で、着いた側からは町に降りれなく、
歩道橋をわたる必要がある。
荷物が激重いので、線路に降りて、線路を渡る。
ベビーカーを持った女性も同様にしていた。

そこから歩いて20分(荷物を持っていたので、もう少しかかった印象)で
その日泊まるホテルロンシャンに到着。

久しぶりの3人だけの個室にテンションUP。

ダブルベッド&エキストラ、という設定に、エキストラベッドの取り合いじゃんけん。
私勝利!

それからロンシャンの礼拝堂に向かう。


2012年10月21日日曜日

10月3日(2日目):パリ「オペラ座」「エッフェル」

サボア邸から帰ったら「オペラ座」へ。

バレエがやっているらしい。

入り口で€30でダフ屋が販売。

もし席取れなかったら、買わざる追えないな、と思い、
条件などを聞くだけ聞いておき、中へ。

中では€10で一番安い席のみ空いていました。
ということで3人購入。

中に入ると、圧巻!!!ここは映画の中かしら。
映画の主役になった気分にさせる豪華絢爛な装飾。

座席はボックス席の後ろ三つ。
正直、座るとまったく見えず。
もっと早めに€30くらいの席を購入しておけばよかった。

ただ、ボックスの一番後ろなので、立てば全体が見渡せる。

休憩中にはシャンパン。
シャンパンの方が入場料より高かった笑。
バレエはモダンバレエのような変わった動きの多い演目。
上の方からだから、オーケストラがよく見えて楽しい。

とにかく、きらびやかな夜でした。


あっという間に終わり、タクシーでエッフェル塔へ。
全ての構造が刺繍のように繊細な模様で作られているのが印象的。
雨に降られゆっくり見ている余裕なく、メトロに乗り込み。

メトロはやっぱり雰囲気悪い。
酔っ払って暴れる若者がいたり、ゴミが落ちていたり、なんとなく臭い。

宿に戻ると、なんとお湯が出ない&トイレの照明が落ちたとのこと。
次の日早く出るので、片付けをして就寝。


10月3日(2日目):パリ「サボア邸」

今日のメインは「サボア邸」。
小雨が降る中出発。

サボア邸のある駅「poissy」(ポワシー)は小さいけれど、教会や建物がならぶ可愛らしい町。
バスで行く方法もあるみたいだけど、私たちは歩いていきました。
途中石畳の道とかなかなか風情があり、寒かったけど、歩いて正解かな。



コルビジェの建物をたくさん見学する
予定のある場合は以下の本がおすすめです。





サボア邸の他、ほとんどの建物をカバーしていて、
行き方がかなり詳しく書かれています。(バスの番号やバス停の場所など)
観光地というわけではないので、町の人は知らない場合もこれを見ればすぐ分かります。


サボア邸に着いた時はしとしと雨が降り、曇り空とサボア邸の白色がほぼ同じ色。




室内の明るい色がとても映える天気でした。

コルビジェと言えば、サボア邸というくらい、有名な建物なので、
見学者がもっと多いかと思いきや、意外にも私たちだけ。
十分に堪能できました。

苦言を呈すると、保存状態があまりよろしくない。

どうか、もっとたくさんの人に訪れてもらい、修復をマメに行ってほしいな、と感じた。

おふろ。




つづいてはオペラ座





10月2日(1日目):パリ「アラブ世界研究所」「パリ国立図書館」

思い出すように、パリから日記を綴ります。


そこからパリ方面に向かう電車に乗りたかったのですが、
電車の切符売り場もインフォメーションもすごい長蛇。
(と、その時は思っていましたが、今振り返ると、ヨーロッパの駅の窓口はだいたいこんな感じだった)

まず1回目並んで「ここに行きたい」、「これ使える?」
とつたない英語でグローバルユーレイルパスを見せるが、
「No」
とのこと。

え、使えないの!?
なんだよーー。

で、使えるはずだと力説するが、英語がどうやら通じないらしく、
もうこれ以上会話したくありませんオーラを出され終了。


もう一度並び、英語の通じる方と話す。
時間がすでに到着から1時間たっていたので、もういいやと思い切符購入。

そこから30分ほどでパリの街中に到着!

うわーーついに来ちゃった!!!と一人興奮しながら向かったのは
「アラブ世界研究所」:ジャンヌーベル設計




ここで、大学時代の友人Jとロンドンに住んでいた友人と同じ家だったMちゃんと待ち合わせ。
久しぶりの再会にテンション上がりっぱなし。

建物は、、、たぶん光がもっと入っていたらきれいだったんだと思う。
私が入ったときはもう陽がだいぶ落ちていてちょっと薄暗くて魅力半減だったかも。
きらきら輝いている写真をよく見てたから、期待しすぎたかな。

次は「パリ国立図書館」:ドミニクペロー設計
とにかく馬鹿でかい図書館。
ここは、照明器具が面白いと思った。
基本的に間接照明を多用して明るさをとっていた。
建物もだけど、すごくたくさんの人が勉強していたのが印象的。
広い中庭には、恐らく図書館の中に入れる人だけが行けるんだと思われる。
だいぶ伸びっぱなしの木が少し残念。
もうちょっと手入れしてほしいところ。


その後、私のメイク落としを探しに薬局へ。
大量に試供品をもらうが、フランス語のため、何が何なのかよく分からず。

そして、食事。
この日の食事はピッツァとパスタ。
近くのイタリアン。
イタリア人と陽気に会話。
イタリア語よく分からないけどね。

食事後、メトロに乗り日本人宿に到着。
グローバルユーレイルパスってメトロも乗れないのね。
あれ?買わなくてよかったっぽい!?
うーーーん。

メトロが治安がいまいちで汚くて日本とはちがうな、って感じた。
日本人宿は、日本人だらけで安心したけど、
人がたくさんでびっくり。。。
安いからしょうがないかしら。

今回の旅はこういうユース的な安いところと、
ちょっといいホテルと組み合わせている。

疲れたので、ちょっとシャンパン飲んで、すぐ就寝。

2012年10月2日火曜日

カタール、ドーハでトランジット中

前夜に徹夜で準備したおかげで無事出発できました!


今回はカタール航空。
ドーハでトランジット。


行きは3時間、帰りは7時間の 乗り継ぎ時間があります。
カタール航空、始めてでしたが、なかなか良かったです。
エアマクラだけじゃなくて、靴下までついていたのにはびっくり。
しかも、靴下、意外にも触り心地ふわふわで悪くない。
機内食もおいしかったです。

今、空港内から書いてますが、現在カタール時間6:00ちょっと前でお店がどこも開いてます。

最初ドーハで乗り換えってドーハの悲劇くらいしか知らなくて、どこの国かさえ分からなかったから不安だったけど女一人でもへっちゃらでした。良かった。

あ、ちなみに、外務省のHPでドーハ空港内で写真撮影した日本人が身柄を拘束されるというとか、去年自爆テロがあったとかを見て完全にビビってましたが、(以下)
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2011C089http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=48
空港内の雰囲気見る限りでは大丈夫そうです。

ちょいちょい、石油王ちっくな人たちが歩いてておもしろいです。

帰りは、街中に出ようと思います。

2012年10月1日月曜日

シュパツ前夜

うーん、やっぱり全然準備できてない、、、

ので、ここで持ち物リストを作ろうかな、と。
これは追々、ホテルから出る時のチェックリストにしようと思うので。
荷造りしながら、かきこみーー。

■電子機器類→コンセント周りチェック!
iPhone+充電コード+充電器
iPad+充電コード
ノートPC+充電コード
デジカメ+SDカード(2枚)+充電コード
ドライヤー+ブラシ部分+付属の袋
コンセントプラグ
たこ足配線用プラグ(これはUSBも挿せるタイプがいいと思った!)
マウス

■化粧品、お風呂関係→洗面所周りチェック!
シャンプー
コンディショナー
バスソープ
洗顔
体洗うタオル
バスタオル
+本当は水泳とかで使うドライタオルが欲しかった、、、
乳液
化粧水
マッサージオイル
マッサージ用のごりごりするやつ
歯ブラシ
歯磨き粉
化粧ポーチ
うがい用コップ
日焼け止め!
耳かき(さっき思いついた、意外に必要そう)
コットン
脚広げるやつ
クレンジングオイル
ちっちゃいトイレその後に
カミソリ

■お薬系
ロキソニン
ものもらい用の目薬
胃薬
マスク(30枚)←飛行機、列車で使う予定
ティッシュ
生理用品
喉スプレー
アンメルツよこよこ
ウナコーワ
ウェットティッシュ

■食べ物系
スープの粉
お茶葉
のど飴でも買おうかと思ってる

■衣類系
下着(当たり前か)
靴下
水着
フォーマルな服
普通の服

■靴
フォーマル用
スニーカー
ビーサン
クロックス

■かばん系
斜めがけできるバッグ
お土産入れる用の折り畳めるバッグ
ちょっとお出かけ用バッグ

■洗濯系
洗濯洗剤
洗濯バサミ
ハンガー
選択紐(まだ買ってない、、、)
ファブリックスプレー

■その他
折りたたみ傘
仕事用のノート
ペン
ジップロック数枚(IKEAのが安くてよい)



2012年9月28日金曜日

カバン選び

出発まであと2日。
用意したものといえば、ヨーロッパ中の列車に乗れるグローバルユーレイルパス€853
ユースホステルの会員証
往復飛行機:カタール航空=11.5万くらい
旅行のお供のカバン


このカバンをどうするか1か月前からいろいろ悩んでいました。

ずっと背負うのはキツイな、、、
でもヨーロッパって石畳み多そう。階段とかは背負いたいな。

で、最終的に選んだのはキャリー付のバックパック。

でも、これって種類が全然なくて、大探し。

ネットにはいろいろ出てるんだけど、やっぱり一度は見て選びたいし、
背負って大きさ確かめたいし。

イーグルクリークというメーカーの
スイッチバックモジュラー22
という商品に決めました。


アマゾンで27000円くらいかな。
使い心地は帰国後レビューします。

とりあえず、カバンが昨日届きました。

2012年9月18日火曜日

はじめに

2012年31歳の夏、会社員人生に幕をおろし、新たにフリーで仕事を始めることにしました。

大学で建築を学んだものの、昨年、夫と設計事務所を立ち上げるまでは、
建築からは離れた仕事をしていました。

でも、旅行で何するか、っていったら、やっぱり建物見るかなー。


ヨーロッパには死ぬまでに絶対見ておきたいいくつもの建物があって、
大学時代に見れなかった数々の名作をいつか見たいと思い、
半ば強制的に1か月お休みをして見に行くことを決断しました。


また、そんなことを考えていたら、
バルセロナに住む高校の友人夫婦のところへ、
高校時代の友人たちと行こう!という話が出たので、
これはいい機会、ということで、友人6人ほどと現地集合することに。


それから、この話を他の友人たちにも話していたら、
イギリスに住む大学友人も一緒に回ろう、となり、
女一人旅はちょっと怖いな、という思いも払しょくされ、
実行することになりました。


このブログでは、旅行記録や、準備記録をつけていこうと思います。